【おこめができるまで in 多古町 #01】種まき編
2026.04.07 コラム
一粒のお米が食卓に届くまでの過程を、ANAアグリ部の視点でお届けする「おこめができるまで in 多古町」。今回は、多古町観光まちづくり機構が主催する種まき体験に参加しました。
お米づくりの“はじまり”に触れる。多古町での種まき体験
ANAアグリ部は、千葉県多古町にある「たちばなふぁーむ」さんで開催された、お米の種まき体験に参加しました。
前日まで続いた大雨で開催が心配されましたが、当日は春らしい穏やかな天気に。
まさに“はじまりの日”にふさわしい一日となりました。
今回の体験は、多古町観光まちづくり機構が主催する年間プロジェクトの一環で、種まきから田植え、収穫までを通して体験できる取り組みです。その最初のステップが、今回の「種まき」です。
軽トラックの上で行う、繊細なスタート工程
作業は軽トラックの荷台の上で行われました。
まずは育苗箱に土を敷き、プレートを持って均一にならしていくところからスタート。この“最初の平らさ”を作っていくのがなかなか難しい。見た目以上に繊細な作業です。
そしてその上に種籾をまき、さらに土をかぶせる「覆土」、水を撒く流れ。
この一連の作業は、「均一に発芽させるための環境づくり」。種がしっかり発芽するためには、水分・温度・空気のバランスが重要で、土を平らにかぶせ、そこにたっぷりとした水をじょうろでかけていきます。
広い田んぼを持つ農家さんの場合、この工程は機械で行うそうですが、今回はあえて手作業で体験。工程ひとつひとつを理解する、貴重な機会となりました。


今回使ったのは、珍しい「緑米」
そして、今回の種まきで使用したのは「緑米」という古代米。生産量が少なく、市場にもあまり出回らない品種とのことです。こうした品種に触れられるのも、現地体験ならではの魅力です。
また、たちばなふぁーむさんでは「多古米」の販売も行われています。
https://tachibana-farm.com/?mode=srh&page=1
穂を剥いて一粒かじらせていただくと、やわらかくてとても甘い!これがお米になると思うと・・出来上がりもとても楽しみになりました。
土をかけて、しっかり水分をまとった育苗箱を、大事に隣のビニールハウスに入れると、今日の任務は完了。



「おいしく食べることも関わり方のひとつ」
体験の中では、お米づくりの現状についてのお話もありました。
・担い手となる農家の減少
・手間がかかる作業工程
・消費量の変化
その中で印象的だったのが、「お米を食べることも、農業への関わり方のひとつ」という言葉です。
普段何気なく美味しく食べているお米ですが、その裏側にある工程や背景を知ること、そしてたちばなふぁーむの立花さん・青木さんから直接お話を聞けたことで、見え方が変わりました。

畑と食卓がつながるランチ




体験後は、畑で菜の花を摘み、ランチタイムへ。たちばなふぁーむさんのシェアキッチンで用意されたのは、米粉のパンサンド、新鮮な野菜スティックと味噌ディップ、そしてホクホクのじゃがいも。どれもシンプルながら、素材の味がしっかりと感じられるものばかりでした。
さらに、多古町で作られたクッキーや、たちばなさんのねぎの販売もあり、地域の魅力をそのまま持ち帰れるような時間となりました。
次は「田植え」へ
今回まいた種は、このあと苗へと育ち、「田植え」へとつながります。
この“種まき”の工程は、田植えのしやすさや、その後の生育にも大きく影響する重要なステップ。
一つひとつの工程は地道ですが、こうして流れで体験してみると、お米づくりが“点”ではなく“線”でつながっていることを実感します。
ANAアグリ部として
ANAアグリ部としても、ランチタイムに機内でご提供しているコンソメスープやお土産のお渡しを通じて、本イベントに関わらせていただきました。
参加者同士で会話をしながら、「つくる」と「食べる」の距離が近づいた一日。
私たち自身にとっても、改めて農業との関わり方を考える機会となりました。
▶ 次回開催:5月3日「田植え体験」
今回まいた苗を実際に田んぼに植える工程です。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。(先着順)

多古町まちづくり機構
https://tako-kankou.or.jp/tachibanafarm_workshop/
たちばなふぁーむ合同会社
https://tachibana-farm.com/